はじめに
私たちは、お客様に商品をお届けする最終加工を担当しています。
「製品」から価値ある「商品」を作り出していく中で、食品の衛生管理から化粧品、医薬部外品の品質確保に努めています。
弊社独自のみならず、外部提携業者とともに改善を行い、更に、お客様に喜んでいただける、価値ある商品を提供させていただきます。
主な取り組み
(1)異物混入防止対策
①金属探知機-金属異物混入防止
金属異物は、人の口の中を切るなど人体に重大な影響を与えかねません。私たちは、始業前と終業時に金属探知機の作動に問題がないか確認しています。②毛髪落下防止対策
私たちは、食品工場用のユニホームを着用しています。ユニホームの袖と足首は絞りがついていて、帽子は二重でかぶり、上着にしまい込みます。工場内に入室する際には、エアシャワーを通り、粘着ローラー掛けを二人一組で丁寧に行います。休憩やトイレの後も同じ手順で入室し、一定時間おきに責任者が粘着ローラーを持って巡回します。
1日に平均55本抜けるという毛髪だからこそ、「持ち込まない・落とさない・発見する」を徹底します。
③施設・設備・備品の管理
欠損しづらい施設等を作っていくことは非常に大事ですが、欠損可能性がある部分について、始業時・終業時に欠損がないか確認すること、欠損の可能性を発見した場合には出荷を止めることこそが最も大事だと考えています。
(2)数量管理
入数不足や納品数量不足を起こさないために、全ての資材の数量管理を行っています。
計量できるものは、計量適値を定めて計量を行います。また、菓子、パッケージ、包装フィルム、丸シール…一つの商品を作るためには様々な資材が必要ですが、計量できないものについては、予め「手」で数量を数え、予め定めた数ずつ生産を行うことで、入数不足などを防止しています。
(3)トレース体制
商品には製造番号をつけます。製造番号からは、最終加工日はいつか、場内の温湿度は何度であったか、どのスタッフが何の作業をいつ行っていたのか、「商品名、賞味期限、生産数、不良発生数、金属探知機確認の有無、計量範囲、合数、検食結果、特筆すべき検品事項、設備・備品管理、製造時異常・改善措置記録」などを作業日報として記録しています。
(4)アース環境サービス(株)様との取り組み
アース環境サービス(株)様は、「総合環境衛生管理」を企業理念とし、食品工場などで異物混入防止等の品質に取り組んでいるプロ集団です。月1回のモニタリング結果をもとに、私たちが具体的に何に取り組まなければならないか、共に検証を行っています。
さいごに
私たちが大事にしていることは、「目」で見て、「手」で詰めて、「心」を込めて商品を世の中に送り出すことです。「詰めるだけ」ではなく、お客様が本当に喜ぶことのできる商品を作り続けていくことが私たちの使命です。